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ルイガノCHASSE(シャッセ)とTIREUR(ティラール)を徹底分析

2016モデルよりラインナップに加わったLGS-TIREUR

ルイガノクロスバイクといえば、LGS-CHASSE(シャッセ)が人気でしたが、2016年モデルから新たにLGS-TIREUR(ティラール)というモデルが追加されました。価格もシャッセが58,000円(税抜)ティラールが63,000円(税抜)と非常に近く買う側は悩んでしまいます。そこで、ルイガノオフィシャルサイトのスペックを見ながら、2車の違いを解説していこうと思います。

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(LOUISGARNEAU LGS- TIREUR ホワイト)

フレームジオメトリーに両車のコンセプトの違いが現れる

フレームはどちらも6061アルミニウム合金を使用。アルミニウムは単体では非常に軟らかい金属のため、自転車のフレームに用いられるのは他の添加物を混ぜあわせたアルミ合金が使われます。6061アルミは低価格で強度があり、クロスバイクのフレームに良く用いられる素材です。クロスバイクの代名詞とも言えるGIANT エスケープR3も同様に6061アルミを採用しています。

次にフレームジオメトリー(細部の寸法)をチェックしていくと、違いが明らかになってきました。前輪軸と後輪軸の距離をホイールベースと言いますが、クロスバイクとして標準的なホイールベースのティラールに比べてシャッセは長めに設計されており、シャッセのほうが安定性の高い車体だろうと推測されます。(難しい用語の解説はこちら)

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(ルイガノ LGS-CHASSE マットブラック)

安定感のLGS-CHASSE、キビキビ走るLGS-TIREUR

次に目についた違いが、タイヤ幅の違いです。一般的にタイヤが太いほうが安定感や乗り心地が良く、細いほうが軽快に走れます。シャッセは32mm、ティラールは28mm幅のタイヤが装着されており、シャッセは安定感を重視しており、ティラールはキビキビしたハンドリングとペダリングを重視していることがわかります。

コンポーネント(変速機など)に関しては、どちらもシマノアルタスをメインコンポとした3✕8の24段変速でギアレシオ(変速比)も全く同じです。ティラールは前後ホイールとブレーキ本体にシマノ製が使われていますが、それほど大きな差ではないと思います。(難しい用語の解説はこちら)

ティラールはGIANT ESCAPE R3に似たパッケージ

フレームジオメトリーやタイヤ幅などを眺めてて気がついたことがあります。ティラールは、クロスバイクの代名詞とも言えるエスケープR3に近いジオメトリーとフレーム(フォーク)に、28Cという同じ幅のタイヤを採用したクロスバイクということです。実際に乗り比べしたことはありませんが、カタログ上のスペックで比べる限りでは、似たパッケージングの2台と言えると思います。

ルイガノらしいこだわりのカラーリング

フレームカラーはどちらも7色と豊富なカラーバリエーションですが、シャッセは全てマット(つや消し)で、ティラールはグロス(つやあり)です。ハンドルまわりのパーツ、サドルのカラーも両車では異なり、実車の雰囲気は同じフレームカラーでも随分異なります。これはPCやスマートフォンの画面ではなく、実際に店頭で確かめたいものですね。

専門家の観点で見ると異なるキャラクターを持つ今回の2台ですが、迷ったときには好きなカラーリングで選ぶのも間違いではないと思います。クロスバイクは速さやスペックを競うものではありません。今回のように品質に問題のない商品同士であれば、愛着を持てる気に入ったカラーリングで愛車を選ぶことも私は間違いではないと思います。

 

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crossbike.hateblo.jp

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